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のど、えんげ、せいたいのしくみ 扁桃は取って大丈夫? [健康]

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のど、えんげ、せいたいのしくみ 扁桃は取って大丈夫?



のど、えんげ、せいたいのしくみ 扁桃は取って大丈夫?



意外と知らない!?のどのしくみ

(1)のどの構造と働き

 のどには咽頭と喉頭の2つの構造があります。咽頭は、鼻腔の奥から食道に
つながる部分で、上咽頭、中咽頭、下咽頭の3つの部分に分かれています。
上咽頭は鼻腔の奥から軟口蓋まで、中咽頭は軟口蓋から喉頭蓋、下咽頭は喉
頭蓋から食道につながる部分に相当します。
 咽頭は、咽頭から肺に向かう気管入り口の部分であり、周囲は軟骨で囲まれ
ています。この軟骨のうち、甲状軟骨と呼ばれる部分がいわゆる「のどぼとけ」
です。


 花粉症にかかると目のかゆみや鼻水が主な症状として挙げられますが、のど
は鼻や肺とつながっているため、のどがイガイガしたり、咳が出たりする人も
います。これは、花粉が鼻水と一緒に鼻の奥からのどに流れて粘膜に付着する
ことによってのどが炎症を起こし、のどにかゆみや違和感が生じ、咳が出たり
するようになるのです。



(2)のどは気管と食道の交差点



 空気は、鼻や口から入って肺へと送られます。その一方、食物は口から入り、
食道を通って胃へと送られます。どちらものどを通っていますが、どのように
空気と食物を振り分けているのでしょうか。

 空気を気管へ、食物を食道へと振り分ける切り替え役を担っているのが、咽頭
の中ほどにある軟口蓋と、咽頭の上方部にある喉頭蓋です。息を吸うときは軟口
蓋が下がり、喉頭蓋が上がっている状態で、気管への道を確保しています。

一方で、食べるときは、食物が舌に押し込まれるように咽頭に送られます。こ
のとき、咽頭では軟口蓋が持ち上がって鼻の入り口が閉じられ、食物が鼻へ逆
流するのを防ぎます。それと同時に喉頭蓋が下がり、気管の入り口を閉じる蓋
のような形になります。こうすることで、食物は気管に流れ込むことなく、食
道へと送られるのです。

 しかし、慌てて食物を飲み込むと、軟口蓋と喉頭蓋の連携が上手くいかず、
食物が気管へと入ってしまうことがあります。すると侵入物を外へ追い出そう
として反射的に咳が出るようになるのです。



(3)声を出すために門がある

 喉頭は空気の通り道だけではなく、声を出すための声帯がある場所でもありま
す。声帯は喉頭の左右の壁から張り出した2枚のヒダのようなもので、筋肉と
粘膜で構成されます。呼吸をしているときは声帯の門が開き、声を出すときに
は門の隙間が狭くなり、その隙間から勢いよく空気が通り抜けて声帯のヒダが
振動することで音波を発生させます。声帯でつくられた音波はそのままでは声
にはなりません。空気を口腔へ導いて、口腔の中で音波を共鳴させて口唇、歯、
舌の位置を変えることにより、声が発生するのです。しかし、風邪などで声帯が
腫れたり、充血すると声帯が隙間を狭くすることができず、声がかすれたり、
出なくなってしまいます。また、体の筋肉が細くなるように、加齢によって声帯
も細くなってきます。

 声帯の長さは男性が約2cm、女性が約1.6cmで、男性の方がやや厚いのが特
徴です。声は、声帯の振動数が多いほど高くなります。女性は男性よりも声帯の
長さが短いので、声帯が振動しやすく、男性に比べて声が高くなります。一方
で、男性は思春期に甲状軟骨(のどぼとけ)が飛び出ることで、声帯が長く伸
びるために声が低くなるのです。



コラム 扁桃はとっても大丈夫?



 扁桃は、以前は分泌腺と考えられていて「扁桃腺」と呼ばれていましたが、
実際には咽頭に存在するリンパ組織を主体とする器官であり、分泌腺ではない
ため、正しくは「扁桃」といいます。

 扁桃は強力な免疫機能を持っているため、通常は細菌やウイルスなどの病原
体を排除できます。しかし、過労やストレス、のどの衛生状態の悪化などによ
って免疫機能が低下すると、扁桃に細菌やウイルスが感染し、炎症を引き起こ
します。これを急性扁桃炎といい、扁桃が赤く腫れ、表面に白い膿が付いたよ
うになり、痛みや発熱を伴います。

 扁桃は、細菌の侵入口である上に、表面に陰窩と呼ばれるゴマ粒から米粒く
らいの穴がたくさんあるため、細菌の巣になりやすく、本来感染を防ぐ役割を
果たしているにもかかわらず、かえって感染源になってしまう場合があります。

扁桃に病原菌が常駐していると、疲労のために体の抵抗力が弱ったときや、新
たに細菌の侵入があったときなどに病原菌が増殖して、繰り返し扁桃炎を起こ
したり、慢性的に扁桃炎が続いたりします。

 扁桃炎を繰り返すことにより、病原菌が全身に影響を及ぼす場合があるため、
そのような場合には扁桃の切除が勧められます。扁桃炎の「年間罹患回数×持
続期間(年数)」が8以上であれば、扁桃摘出術を行った方が予後がよいといわ
れています。

 扁桃は免疫にかかわる器官であるため、摘出することによる免疫力の低下が
心配されますが、扁桃炎を繰り返す場合は、扁桃自身が持つ免疫力が低下して
いるため、取ったからといって全身の免疫力が低下して風邪をひきやすくなる
わけではありません。切除した方が発熱を繰り返すことがなくなり、全身への
病原菌感染の危険もなくなるというメリットがあります。


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